車買取における人気の車とは

車買取における「人気のクルマ」

1.ボディカラーが大きく人気を左右します。

ボディカラー

新車で購入する際、多くの人は、多く取り揃えられたボディーカラー選択で迷いますよね。せっかく買うなら個性のある色にしてみたいものですよね。ただこのボディカラー選択は、「中古車を高く売る」という観点から言うと、非常に重要になります。その人気色とは、ずばり「ブラック(黒)」「ホワイト(白)」「ホワイトパール」になります。さらに細かい傾向をいうなら、国産車は「ブラック」「ホワイトパール」「ホワイト」で、メルセデスやBMWなどのドイツ高級輸入車は「ホワイト」「ブラック」の順になります。どのくらい違うのかメルセデスベンツのS500のケースで、同じ年式/グレード/走行距離でありながら、ホワイトとグレーメタリックの金額の違いは何と70万円〜100万円になってきます。この高く売る(リセールバリュー)を考慮するなら、白か黒が断然お得となります。これは、中古車購入も基本的に一緒ですので、次に高く売ることを考えると、ボディカラーは非常に重要になりますので、インプットしておいてください。

2.国産車と輸入車で人気のあるタイプは変わります。

輸入車

国産車を中古車で購入する人の多くは、リーズナブルな車を求めています。なので「軽自動車」や「低燃費車(ハイブリッド車など)」に人気が集まります。特に軽自動車のランニングコストは普通乗用車に比べ圧倒的に有利なので、全ての新車に占める軽自動車の比率もなんと50%近くまでになってきました。また、660ccという小さいエンジンンなので燃費も良く、とても人気が高く低年式の軽自動車ではかなりの高値で取引されています。一方、高級輸入車を中古車で求めるユーザーは、今の予算で新車では買えないワンランク上の車を求める方が多くなっています。ですから、サンルーフや本革シートなど後から追加できない「オプションの有無」が買取相場に大きく影響を受けますので、次車を売る(リセール)を考えるのであれば、新車購入時も中古車購入時にも必ずチェックするべき項目と言えます。

3.モデルチェンジがあれば、やはりリセールバリューは落ちます。

モデルチェンジ

どこのメーカーも4〜8年程度でメジャーなモデルチェンジ、すなわちフルモデルチェンジを行ないます。ボディー設計からエクステリアやインテリア、エンジンに至るまで、最新の技術を盛り込んで新しいモデルを投入します。当然新しい設計なので、エンジンメカニズムや空力パッケージによって燃費向上がもたらされ、進化した内装やナビゲーション、洗練されたデザインなど消費者にとって魅力的なモデルが世の中に登場します。それにより以前のモデルは中古車マーケットで「型落ち」となり、年式落ち以上に大きなマイナスインパクトになります。従い、リセールを考えた際、「モデルチェンジ前に売ること」が高く売るコツとなります。ほとんどのメーカーでは車種ごとにモデルチェンジ時期が決まっています(国産の場合4年〜6年、輸入車では6年〜8年)。自分の車のモデルチェンジ時期はすぐにインターネットで調べられます。

ここでは、「車を売る」という視点からみた人気のクルマ、その条件・要素について記載しました。他に、キズ・へこみなどの処理はどうすべきか、純正パーツと社外パーツはどう影響するかなどの詳細は、左の項目に分けて記載していますので、参考にしてください。

4.あまりに売れすぎたヒット車種は買取価格が下がることもあります。

車買取事業者の買い取りでも、ディーラーや中古車販売店の下取りでも、基本的にその車両をオートオークション会場や店頭で売りに出します。従い、寄り付きのある値段、売れる値段を想定して車買取の査定額を決めます。基本、中古車市場で人気のある車は高く売れますので、買い取りや下取りの時にも高額査定が期待できますが、あまりにヒットした超人気車種は、査定額が低くなる可能性があります。
なぜなら、一定時期に販売台数が多い大ヒット車種は、中古車市場に出回る台数も多くなるため、「供給過多」になり価格が下ることが発生するのです。また、昔は人気で販売台数が多かったのが、あまりに出すぎて陳腐化し、今は人気が無くなってしまったような車種も、中古車市場でだぶついてしまいます。大ヒット車種でも10年以上人気を維持する車は多くありません

年代ごとの新車販売台数はインターネットで確認できます。(「新車販売台数・車種別販売台数ランキング」と検索してみてください。)