国内でも輸入車に乗る人は増えてきました。とはいえタマ数となると国産に比べグンと少なくなります。故障しやすく維持費がかさむという旧来のイメージが強く残っているのかもしれません。一時期多かった中古輸入車も、修理や定期点検などで結果維持費がかさむという認識があり、販売数は伸び悩んでいます。輸入車の買取査定では、これら輸入車への先入観が反映されると同時に、特定のメーカー、車種に人気が集中する傾向があります。具体的には、BMW、メルセデス、アウディなど、日本で人気のドイツ車の他、コンパクトで乗りやすいプジョーなどで有利な査定が出やすくなります。反対に、マイナーな輸入車の中古車は需要が少ないため査定額は低く、とくにアメ車は顕著です。また、低年式車になると輸入車はさらに厳しく、査定が付かないことも珍しくありません。
ただ一方で大手買取専門店をはじめ、輸入車の買取に積極的な業者も存在します。とくにインターネットの一括査定サービスには、輸入車を専門的に扱っている業者が積極参加し、人気薄の輸入車にも相応の査定額が提示されるようになってきました。つまり潜在的な輸入車のユーザー需要に、ネットでの情報流通を活用しマッチングさせ、市場を掘り起こしている面もあります。輸入車と同じような問題は、個性で売っている旧車にもあります。20年、30年前の名車と呼ばれたモデルに大切に乗っているユーザーもいますが、自分の愛車へ思い入れが十分に反映された査定額はやはり難しい状況でした。今は、ネットの一括査定などを利用することで、意外な高値が付くこともあります。旧車でも、とくにマニアが欲しがるようなモデルであれば、ネットの査定を試してみてはどうでしょうか。