メルセデス・ベンツについて

メルセデスベンツは、ドイツの自動車メーカー・ダイムラーが生産販売する車のブランド名です。ダイムラー社は、世界最古の自動車メーカー（1926年に遡る）としても有名であるが、そのブランド名である「メルセデス」は、ダイムラーという硬い響きを持つネームを避けて、当時流行していたスペイン風の響きを持つ名前を選んだといわれています。スペイン語では『慈悲深い人』という意味。「メルセデス」ブランドは非常に有名になったこともあり、ダイムラー社は、1902年「メルセデス」を商標登録した。ダイムラー社は自動車販売会社としての顔だけではなく、エンジンやトランスミッションを他社に供給するサプライヤーとしての一面も持っており、かつてポルシェやジャガーにATを供給してました。日本でも日立建機や加藤製作所といった重機メーカーが、メルセデス製のディーゼルエンジンを搭載した製品をラインナップしています。
1960年代より「Das Beste oder nichts（最善か、無か）」の企業スローガンの元、「全ての形に理由がある」と言われるほど質実剛健な設計思想を売りにし、良い意味で過剰性能・品質であったのだが、1990年代中盤以降の利益率向上を目指したコストダウンにより、市場に迎合した高額ブランドと揶揄される時期もあった。今でも、シートの材質や形状について、過去の品質を比較するユーザーもいるが、品質改良を重ね、堂々たる高級車ブランドを確立している。日本での新車販売価格は約280万円〜約5,800万円で、全クラスで同じ排気量の日本車の1.5倍以上の価格設定になっています。