ボルボについて

ボルボ（グループ）社自体は、スウェーデンに本拠地を置く企業集合体（コングロマリット）であり、消費者イメージする乗用車はボルボ・カーズとして分割売却されて、1998年にフォード傘下に、2010年〜現在では中国資本傘下（浙江吉利控股集団）になっています。つまりボルボ（乗用車）部門は、親会社ともいうべきボルボ・グループとは早めに分割売却された部門なのである。グループとしては、バス、トラック、建設機器、エアロ（ジェットエンジン）、金融サービスを展開しています。
「安全なクルマ＝ボルボ」、それは本拠地であるスウェーデン鋼板とその設計思想に由来します。設計は基本は常に安全でなければならない、という理念のもと製造され、その結果、世界的に「世界一安全なファミリーカー」としての評価を確立しています。具体的には、「3点式シートベルト」は、ボルボの特許であり、それをほぼ全てのグレードに展開した。またその安全特許の公開を惜しまず、車を人の生活のうえで安全なものにするために大きな貢献を果たしたといえます。今や「3点式シートベルト」は全ての乗用車に装備されるのですから。またアメリカでは、国内の安全性を計るベンチマークとしてボルボを採用していたこともあります。