フィアットについて

フィアット社は、イタリアの大衆車メーカーです。1899年の創業以来、WRCへの参戦、GTカーの製造、各種スポーツカーの製造、と多岐にわたって展開してきましたが、基本には市民の足となる大衆車・自家用車を主に作り続けてきました。ドイツでいう、VW（フォルクスワーゲン）の位置づけに近いかもしれません。イタリアを象徴する自動車メーカーであり、現在ではフィアットグループとまで呼ばれています。何故なら、フェラーリもアルファロメオもマセラティも、全てフィアット傘下なのです。
また日本国内での展開も、イタリアの自動車メーカー中、最も盛んであると言えます。
その他には、やはり大衆車の小型ハッチバックであるプントが挙げられるでしょう。
イタリアの大衆車メーカーのフィアットの知名度の高い定番車は、「パンダ」と「プント」。イタリア車といえば特に日本では、趣味性の強い車といったイメージがありますが、一方でイタリア的実用合理主義を体現した車が数多くあります。「パンダ」「プント」はそういった車の代表と言えるでしょう。この2車はいずれも、何度か経営危機に直面したフィアット社の窮地を救った車ということで共通しています。日本でイタリア車といえば、故障やトラブルといったネガティブな側面が常についてまわりますが、昨今では日本仕様に向いた数々の配慮がなされ、それらの問題、イメージは払拭されつつあるようです。