車査定のその後の手続き

ローンの残債について

車を売却する際に気になるのが、名義変更をはじめとする手続きです。なかでもローンの残債が心配な人は多いはずです。車を購入するときに、多くの人がローンを組んでいます。この場合、ローンの支払いを完了しなければ正式な所有者とはなりません。書類上はローンを組んでいるクレジット会社などの名義です。本来、車を勝手に売却することはできません。

それでも車の下取りや買取りに出すことはできます。ローンを完済すればいいのです。具体的に買取専門店の例を見てみましょう。大きく2つに分かれます。仮に、ローンの残債が100万円、買取額が150万円と、買取額の方が多い場合です。このときは単純に買取金額から残債を引いた金額が支払われます。

もう1つはローン残債が買取金額より多いとき、たとえばローン残債が150万円、買取額が100万円のときです。この場合は、ローン会社へ50万円を支払い、その分を新しいファイナンス会社でローンを組んで支払う方法が一般的です。要は借り換えをすることになります。現在はこのようなシステムがほぼ整備されてますので、ローン残債の心配なく車を売却できます。

車を売却して税金が戻る

車を売却したとき、自動車税が戻ってくることを知らない人が意外に多いようです。自動車税は、毎年4月1日現在の所有者(登録月3月まで)に年度分全額が課税されます。具体的には1リッター以下が29,500円、以降1リッター超?1・5リッター以下が34,500円、1・5リッター超〜2・0リッター以下が39,500円というように500cc刻みで5,000円ずつ高くなります。

車のオーナーは、排気量に応じた自動車税を年度分支払っている、つまり前払いしており、売却時には払い過ぎた税金を月割りで返してもらう権利があります。通常は、店側から月割にした金額を戻してくれますが、なかには対応してくれない店もあるようです。説明がなかったときは申し出てください。仮に9月に車を売却した場合、10月から翌年3月分までの自動車税(6ケ月分)が返却されます。逆に中古車を購入した人は、登録した月によって月割になった自動車税が徴集されます。例えば、1リッター以下の車を9月に購入(登録)した場合は、課税月数6ケ月となり、14,700円が徴収されます。